2009年10月から2010年2月にわたり世界中からのCT画像を募り、開催されたInternaltional CT Image Contestについてはこちらより。受賞画像もご覧いただけます。
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Adaptive Dose Shield
Adaptive Dose Shieldは、これまで避けることのできなかった螺旋状スキャン前後での余剰被ばくを
カットすることができます。
STRATONX線管球のコリメータの一部であり、 非対称にダイナミックな動作をするシールドによって、
画像再構成に不必要なX線をブロックすることにより余剰被ばくをカットします。
Adaptive Dose Shieldは螺旋状スキャンの開始部分で開き、終了部分で閉じることで全ての検査において
無効被ばくを除くことができます。専用のプロトコルに特化した機能ではなく、全ての螺旋状スキャンに
適応されます。例えば、ルーチンの腹部CT撮影の場合、25%の線量が抑えられます。
逐次再構成法は、画質を落とすことなく大幅な線量低減を行うための有望な手段として、CT業界で長年議論されてきました。そして、シーメンスは低線量イメージングの新たなベンチマークを打ちたてるべく、Rawデータベースの逐次再構成法であるSAFIRE (Sinogram Affirmed Iterative Reconstruction)を 開発しました。
SAFIREは、既にリリースされているIRIS (Iterative Reconstruction in Image Space) をさらに発展させた機能であり最大で60%の線量低減と画質の向上を実現します。
1. Rawデータ領域での反復逐次ループ
2. 幾何学的不完全性の修正
3. 修正されたRawデータからの画像再構成
4. イメージデータ領域での反復逐次ループ
5. 高画質な最終画像
1. SAFIREは様々なプロトコルにおいて従来に比べて最大60%の被ばく低減を可能にします。
2. 優れた画質をご提供します。
3. プレビュー画像を作成し、お好みの画質を選択していただくことにより、ワークフローを向上させます。
2002年に発表されたCARE Dose 4Dは、それまでの固定管電流のマニュアル選択方式に対して、自動で画質の最適化と被ばく低減を両立することを可能にした画期的なAEC (Auto Exposure Control) システムです。現在販売しているすべてのSOMATOM CTに標準装備されています。
トポグラム画像とスキャン中に得られる減弱データを元に、患者さまの体格や各部位毎の解剖学的構造に応じた最適な管電流調整をオンラインで自動的に行います。
トポグラムデータより算出した患者さまのZ軸に沿った減弱プロファイルに基づいて、Z軸方向の管電流プロファイルおよび各テーブルポジションでのEff. mAsを計算します。このZ軸方向のEff.mAsプロファイルをベースに、さらにスキャン中にオンラインで測定する回転減衰プロファイル(1回転当たり200ポイント以上)を180度対向方向にフィードバックすることによって管電流をリアルタイムで調整し、どの回転角度においてもX線強度分布を最適に維持することが可能となります。
固定管電流で撮影する場合に比べて、最大で68%の線量低減が可能です。
CTにおいて患者さまのケアや被ばく低減に対する継続した責任の中で、シーメンスヘルスケアではCTにおける被ばく低減という理念を推し進めるために専門のパネルであるSIERRA(Siemens Radiation Reduction Alliance)を設立しました。パネリストは、放射線、循環器、物理分野など多方面で”CT Dose”に関して世界的に著名な15名の先生方です。
このパネルの目的は、CTにおいてさらなる線量低減を達成するために、メーカーがどのようにして技術開発を進めていくか、また、ユーザー様にその進展に適応していただくサポートをするための提言を作成することにあります。
2010年5月に開催された第1回のLow Dose Expert Panelミーティングにおいて、現在既に使用可能である多くの線量低減技術を臨床診療においてさらに利用していただくための方針についても話し合われました。
シーメンスヘルスケア, CT, CEO, Sami Atiya, PhDのコメント「CT分野におけるリーディングイノベーターとしての我々の目標は、全ての標準的なCT検査を年間の自然放射線被ばくと同等レベルである2.4 mSv以下にまで低減させることです。CT検査において、我々の顧客が臨床使用に耐え得る画質に妥協することなく線量低減が可能となるように、できることを全てやっていきます。これらを念頭において、我々はエキスパートと共に線量低減に対する提言を実現するために、Siemens Radiation Reduction Alliance; SIERRAを立ち上げました。」 CTにおいて優れた画質は不可欠ですが、一方で患者さんの被ばくを可能な限り抑えることも重要です。ユーザー様がこの目的を果たすために、シーメンスヘルスケアは既に様々な種類の被ばく低減機能をご提供してきました。そして今、シーメンスはこの分野でさらに積極的にその役割を果たそうと、CTの被ばく低減に対する新しいアイデアを明確に進めていくためのLow Dose Expert Panelを召集しました。このパネルでは、1年に2回ミーティングを開き、新しいアイデアについてディスカッションしていく予定です。シーメンスは、その内容をCTスキャナにおける新機能の開発や、ユーザー様への新しいトレーニングプログラムに役立てていくつもりです。
Low Dose Expert Panel メンバー:
Hatem Alkadhi, MD, University Hospital Zürich, Switzerland
Christoph Becker, MD, Ludwig Maximilian University, Germany
Elliot Fishman, MD, Johns Hopkins University, U.S.
Donald Frush, MD, Duke University, U.S.
Jörg Hausleiter, MD, German Heart Center Munich, Germany
Willi Kalender, PhD, University of Erlangen, Germany
Harold Litt, MD-PhD, University of Pennsylvania, U.S.
Cynthia McCollough, PhD, Mayo Clinic, U.S.
Alec Megibow, MD, NYU-Langone Medical Center, U.S.
Michael Recht, MD, NYU-Langone Medical Center, U.S.
Dushyant Sahani, MD, Harvard Medical School, Massachusetts General Hospital, U.S.
U. Joseph Schoepf, MD, Medical University of South Carolina, U.S.
Marilyn Siegel, MD, Mallinckrodt Institute of Radiology, U.S.
Aaron Sodickson, MD-PhD, Brigham and Women’s Hospital, U.S.
Kheng-Thye Ho, MD, Tan Tock Seng Hospital, Singapore
U. Joseph Schoepf, MD, Medical University of South Carolina, Charleston, U.S.
最近になって世界的なトピックとして取り上げられ始めた医療被ばくですが、ヨーロッパでは歴史的に他の地域に比べてより大きな関心が寄せられてきました。そのような背景から、被ばく低減実現のための技術について、シーメンスは数十年もの経験があり、我々ユーザーが最適な画質を保ったまま、可能な限り線量を低減するための機能を長年にわたって提供し続けています。現在、米国において関係機関が必須と考えている被ばく低減のための技術的な特徴や機能の多くは、 既に標準構成として従来よりシーメンスCTには搭載されてきたものです。』 これらの被ばく低減技術を最大限活用するために、世界中の同僚たちやシーメンスとともにこのイニシアチブをとることを嬉しく、また誇りに思っています。
Cynthia McCollough, PhD, Mayo Clinic, Rochester, Minn, U.S.
日々のCT検査において、ユーザーが画質と線量の間の最適バランスを決める上で利用可能なアプリケーションを最大限に活用せずにCTスキャナを操作しているのを見かけます。利用可能な機能を最大限活用するために、より多くの施設のユーザーに有用なトレーニングを受けてほしいと思っており、それがこのパネルにおける私の役割だと考えています。
Marilyn Siegel, MD, Mallinckrodt Institute of Radiology, St. Louis, U.S.
我々は、小児の線量最適化において大きく前進してきましたが、その最適化はまだ現在進行中です。 CTスキャナ技術の進歩は、我々の診断能を改善しながらさらに進化を続けるでしょう。これらの技術は新しいスキャンプロトコルに採用されるため、継続的なユーザー教育が必要となります。メーカーとコラボレートすることにより、患者様のケアを改善し続けるとともに、小児におけるCTスキャンの最適化を行っていくことができます。
シーメンスとともにイニシアチブをとり、新しい技術を臨床に適応するようにプロトコルを成熟させていくことを楽しみにしています。