乳がん治療を終えた患者様の健康状態を把握すること(モニタリング)は、
継続的なケアを行ううえで不可欠です。
もしも再発が検出された場合は、早期の治療開始という点で非常に重要です。
マンモグラフィ、超音波診断、MRI、CT、PET、腫瘍マーカーなどの最新技術による
精密で正確な検査を行うことは、最適な治療を可能にするだけではなく、
患者様の再発への不安を取り除き、また万一の再発時にも、より早期の治療開始を
可能にします。
特に近年、注目を集めているのは術後の血中腫瘍マーカーの継続検査による
モニタリングです。
HER2/neuタンパクは細胞の生存や再生に必要で、正常な細胞でもごく微量に発現して
います。このタンパク質は、細胞の外部から伝達されるさまざまな刺激を受け、細胞核内
へと伝達することで、細胞の活性化を制御するスイッチの役割を果たします。ところが、
乳がん患者様の約30%において、過剰に(正常の1000~10,000倍)産生・発現している
事例が存在します。
血清HER-2タンパク濃度測定は、乳がんの進行や治療効果の指標として期待されています。
乳がんと診断された方のおよそ4人に1人が、HER-2/neu陽性の乳がんと診断されています。
数年前までその治療は難しいとされていましたが、現在は特効薬が開発され、HER-2/neu
陽性乳がんの治療に積極的に挑むことが可能となりました。特に再発や転移性乳がんの
治療では、患者様の状態を把握するための正確な検査データは不可欠です。
血中HER-2タンパク濃度の増減を継続的にモニタリングすることは、医師にとって現在の
治療が効果を発揮しているのか、あるいは治療方針の変更が必要なのかを判断する指標に
なります。また、データの変動により再発や転移の可能性があれば、精密検査を行い、
早期に治療を開始することもできます。
まとめ
血清HER-2タンパク濃度測定は、HER-2タンパク陽性乳がんの・・・
・治療方法の有効性、薬剤投与方法の再考・中止の決定の判断指標となります
・再発・転移の早期発見の一助となります

一人ひとりに最適な治療を行うための必要な答えを得ること、最善のアクションを取ること、そして最終的に患者様を快癒に向かわせること。
これらのお手伝いをすることを念頭に置き、シーメンスはこれからも、検診、検査、診断、
治療から経過観察に至るすべての局面で、先進的な乳がん検査製品を提供していきます。

(こちらで紹介する検査や治療、診断・治療機器の情報はあくまでも一般的な情報であり、それぞれの医療機関や患者様の状況により必ずしもあてはまらない場合があります。 詳しくは、患者様が受診されている医療機関にご相談ください。)