■第24回日本心電学会学術集会
日時: 2007年10月5日(金)-6日(土)
会場: 名古屋国際会議場
参画: Angiography ファイアサイドセミナー
Magnetic Navigation Systemの国内臨床利用に向けて
日時: 2007年10月5日(金) 17:30-18:30
会場: B会場 名古屋国際会議場 レセプションホール東(1号館4階)
座長: 庄田 守男先生(東京女子医科大学 循環器内科学 准教授)
演者: Professeur Nadir Saoudi(Centre Hospitalier Princesse Grace, Service de Cardiologie, Shef de Service)
演題: A New Magnetic Navigation System for Catheter Ablation: Initial clinical experience.
マグネティックナビゲーションシステムは、心臓検査用カテーテルやガイドワイヤー(以下、ディバイスと呼ぶ)等を、磁場を利用してナビゲートするシステムです。心臓カテーテル検査室の患者用ベッドの両脇に、永久磁石が内蔵されたマグネットユニットを配置し、これら2つの磁石を動かすことで、カテーテルを進ませたい方向を作り出します。超小型磁石が埋め込まれた其々のディバイスは、その磁場方向に素直に進んで行き、ターゲットに到達します。医師の思い通りにディバイスをコントロールし、到達が困難なターゲットにも安全且つ正確にディバイスを導くナビゲーションシステムです。 本ファイアサイドセミナーでは、Dr. Nadirよりこの先進的システムの臨床経験をご紹介いただきます。
ご報告
去る10月5日(金)~6日(土)、名古屋国際会議場に於いて、第24回日本心電学会学術集会が開催されました(会長:児玉逸雄先生/名古屋大学)。この中でシーメンスは、ファイアーサイドセミナーに協賛しました。
演者は、Dr. Nadir Saoudi(Centre Hospitalier Princesse Grace, Monaco)、演題は、"A new magnetic navigation system for catheter ablation :Initial clinical experience"として講演いただき、座長は、庄田守男先生(東京女子医科大学)にお努めいただきました。
本システムは、極小な磁石が埋め込まれた、とても柔らかいシャフトを持ったアブレーションカテーテルを、磁界の向きを変える事で操作するシステムです。 今回の講演では、人がカテーテルを操作した場合と比べて、操作性、有効性と安全性の其々が優れていることが発表されました。
カテーテルは磁界の向きを変えることで、ほぼ360°自由に動かす事が可能です。 さらに既存のカテーテルの様に、そのシャフト構造等の制限を受ける事が無く自在にターゲット部位にカテーテルをナビゲート出来ます。磁力によりカテーテルが、心臓の外側から引張られていることになります。つまり、心臓の拍動によって、心筋とカテーテルの接触が不安定にならないのでアブレーション時に有効なエネルギーを心筋に伝えられるのです。 また、過負荷がカテーテルに伝わっても柔らかいシャフトが、その負荷を吸収して曲がってしまうので、心筋穿孔などの発生の可能性が低いと、いうことです。
患者に対して、より安全で且つ有効な本システムが、一日もはやく日本の臨床現場に導入される事が望まれます。