シーメンス旭メディテック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 ルイ・ブランダオ)は、従来2次元の撮影画像のみで診断していたマンモグラフィに、3次元的画像収集が可能となる断層撮影技術「Tomosynthesis」を、11月5日(木)より札幌で開催される第19回日本乳癌検診学会総会にて、国立がんセンターがん予防・検診研究センターと共同で発表する。
3次元画像で診断することで、より詳細な診断が可能になり、従来の撮影方法では病変部の診断が難しかった早期の段階の乳がんや、日本人に特有の乳腺密度が高い乳房においても、より正確度の高い診断をおこなうことが可能となる。
この装置を使用することにより、読影による乳癌の診断確度の向上と、それに伴う、不要な再検査、バイオプシー(生検)検査を減らせることが期待される。
TomosynthesisとはTomography(断層)とSynthesis(合成・統一)と言う単語を組み合わせた意味を持つ新しい乳房撮影技術である。
今までのマンモグラフィは、人体構造を一般のX線撮影(通常のレントゲン撮影写真)同様、2次元の画像で診断するため、組織の重なった部分に隠れた病変部や微小な異常部位の指摘には限界があり、病変部の判定を難しいものにしていた。
特に日本人は乳腺密度が欧米人と比較して高いと言われており、この特性がマンモグラフィでの乳癌の診断での問題点でもあった。
3D Tomosynthesisでは、角度を変えて複数の方向から撮影し、収集されたデータを3次元的に再構成して断層撮影画像を作成する。
断層撮影画像を診断に用いることで、3次元的に乳房を観察することができるため、従来のマンモグラフィでは課題とされていた小さな腫瘤、スピキュラ(腫瘤から放射状にのびる棘状の組織構築の乱れ)、石灰化病変などについても、3次元的に形態を把握できるため、診断効率が飛躍的に高まることが期待される。また、撮影時におけるX線被ばく量も、従来のマンモグラフィの1回分程度に抑えることが可能なため、 精密検査としてだけではなく、通常の乳癌検診(スクリーニング検査)での使用も視野に入れることができる。
Tomosynthesis は、米国Duke大学を中心に数年間研究開発を続け、シーメンス社製のFull Field Digital Mammography (FFDM) 装置MAMMOMAT Inspirationとの組合せにより、欧州、日本での臨床応用を開始したところ。日本では、国立がんセンターと共同で臨床使用における優位性について研究を進めている。
第19回日本乳癌検診学会総会 ランチョンセミナー
「デジタルトモシンセシスの使用経験」
日時: 11月5日(木)12:10~13:00
会場: 第4会場 (京王プラザホテル札幌 3F 扇の間)
座長: 明石 定子 先生 (国立がんセンター中央病院 乳腺外科)
演者: 内山 菜智子 先生 (国立がんセンターがん予防・検診研究センター)
共催:第19回日本乳癌検診学会総会/ シーメンス旭メディテック株式会社
第19回日本乳癌検診学会総会の併設展示会におきまして、Tomosynthesisを搭載したマンモグラフィ装置 MAMMOMAT Inspirationを展示いたします。
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詳細情報は、www.siemens.com/healthcare/にてご覧いただけます。
日本においては、旭化成株式会社の医療機器事業との合併によるシーメンス旭メディテック株式会社(東京都品川区、代表取締役社長 :ルイ・ブランダオ、資本金2,082,020千円)が、主に欧州、米国のシーメンス製品の輸入、販売、メンテナンスサービス業務を通し、より多くの人々に最新の医療環境を提供しています。
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