Dual Source CT装置の特長である2対のX線管球と検出器が、「2つの螺旋軌道(スパイラル)を描きながら」同時にデータを収集することにより、より幅広い撮影範囲を1つのボリュームデータとして瞬時に収集することが可能となりました。この撮影方法では、従来、1.5程度であったピッチが、3.0以上を選択できることで、従来のマルチスライスCT装置と比べて、より高速な撮影速度を得ることはもちろん、撮影時間の短縮により被ばくに関しても大きく低減することが可能となりました。この高速二重螺旋スキャンによって、従来のマルチスライスCT装置と比べてより高速な撮影速度を、全ての部位の検査において実現できるようになります。
わずか0.28秒というX線管球の回転スピードとピッチ3.0以上の選択により、従来の一般的CT装置と比較して4倍以上という業界最速度である最速43cm/秒の超高速撮影スピード、75ミリ秒(0.075秒)の時間分解能を実現。成人胸部全体のスキャンを0.6秒程度で撮影することに成功しました。特に、超高速撮影は息止めの困難な患者様や、小児のCT検査、救急患者様等の撮影において有用な機能であり、広範囲を短時間で撮影できることはとても重要です。また、心臓などの動く臓器の撮影においても非常に有用です。
SOMATOM Definition Flashは、低侵襲、非常に少ない被ばくで瞬時の撮影を可能にし、低リスク・低負担・簡便な診断ワークフローでの心臓検診を実現しました。
SOMATOM Definition Flashの登場は、今後、心臓検査の第一選択としてのCT活用の可能性を、より一層拡大するものと確信します。

βブロッカー不使用、息止めナシ、0.25秒、0.8mSVで心臓全体を撮影。